車のルーフにあるThuleバーから、雪用のキャリアを外したのですが、案の定「ゴーゴー」と騒音異音が発生しました。カルマン渦によるものですね、60km/h手前くらいから発生するようです。普通に考えれば正常な現象ですが、何もしないでも発生しないのではないかという淡い期待は無くも無かった。
このカルマン渦による音・・・。細いバーの垂直面に風があたり、上下に別れ、後方で合流すると、渦を巻いて、それが音になる現象なんですが、対策は色々考えられます。
まず、その渦の起きる状態を適当な図で描くと、こうですね。(所要1分w

上下に割れることに注目すれば、バーの下を塞ぐというのが思いつくと思います。その方法ならば、メーカーからフェアリングというのが市販であったりするのですが、何分に高価だったりします。ポリカとか使って丈夫に作ったりしてるのかもしれませんが、一時期ラインナップから消えた過去があるということなので、もしかしたらロットの問題かもしれないですね。
他の方法ですが、例えばこうすると軽減されます。


空気の流れを変えて対応するってことですね。
そして、これ以外でよくある対策は、バーに凹凸をつけるということですね。

ホームセンターでL字型の角緩衝、コーナーゴムというか、そういうのを買ってきて、10cm程度感覚に片面だけ切って、タイで止めればという簡単な実現方法から、金具をつけるという方法までいろいろあるようですが、これは効果があるようです。
車のルーフに凹凸があるSUVなどがありますが、あれなんかも同様に空気の流れを考えてのことのようなので、それのバー版ってことですかね。
で、色々対策は考えてみたものの、そもそもルーフガラスで、湾曲してるので、フェアリングというのは難しいのかもしれないなと。ガラスにフェアリングが当たったり、結局端は、接地しない為に浮きますからね、ガタがでそうと思い。
他のは見た目がなーとちょっと贅沢な悩みになると。
結果こうしました。

わかりますか?前のバーだけで十分でしたが。

直径8cm、長さ35cmほどの、バーベルパッドを装着!
2個左右につけて、タイで解けないようにしめてあります。あまりきつく締めると標準のマジックがズレて意味無いので、形を保つ程度ですね。
空気が当たる面は、曲面となりますし、下もある程度塞ぎます。そして、少し凹凸もできます。なんといってもこのパッド、900円で、消耗品的にもコスパが悪くありません。そして、汗に対する速乾性の為か、雨で濡れても乾くのが早いです。
間違った使い方してるのに、こんなにマッチするものがあるなんて、ラッキー。
そして結果ですが、ルーフと相性がいいのか、音は完全に消えました。
あとは耐久性の問題だけですね。それはいずれ分かるでしょう。でも、安いから1年でもいいかな。
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